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食の安全への取り組み

牛肉の安全管理

北米 安全な北米産牛肉  ゼンショーSFC(Safe-Feed Cattle)

ゼンショーグループで使用している米国産牛肉は、独自の安全基準を満たすもののみです。BSE感染の原因となる原料を含まない、安全な飼料のみを与えた牛の肉を、ゼンショーが独自に「ゼンショーSFC(Safe-Feed Cattle:安全飼料牛)と認定。これを直輸入しています。
ゼンショーは米国の食肉最大手であるJBS社と契約。JBS社はゼンショー向けの牛の生産履歴をすべて把握しているため、与えた飼料を追跡するなどの安全性の管理が可能です。ゼンショーは牛に与える飼料を定期的にサンプル採取し、自社で検査しています。

「ゼンショーSFC」とは

(1)牛が出生した時期や場所が明確であること。
(2)すべての育成期間を通じ、BSE感染の原因となる飼料が一切与えられていないこと。
 以上の条件を満たす健康な牛の肉です。

安全性を確実にするため米国食肉最大手のJBS社と契約

牛自体の安全性を確実なものにするには、牛の生産、飼料、加工工場まで把握し、管理する必要があります。ゼンショーは、これらの生産の流れをすべて把握するため、米国食肉最大手・JBS社と提携し、当社独自の管理プログラムに基づき生産された「ゼンショーSFC」を提供できるようになりました。
さらに、ゼンショー食品安全追求本部に「SFC管理室」を新設。当社の管理プログラムが遵守されているかどうかを継続的に監査します。

飼料規制の強化※1

米国産牛肉の安全性に対する最大の不安は、BSEの原因とされる肉骨粉などを与えられた牛ではないかという点です。この懸念に対し米国は、2009年10月に「飼料規制の強化」を実行に移しました。この規制の確実な実施は、牛から牛への感染リスクを防ぐのに非常に有効とされています。ゼンショーは、この規制をより厳格に管理し運営します。

ゼンショーが飼料規制の実行を独自に管理

ゼンショーは、JBS社の農場の飼料の原料や配合内容、飼料の加工、その保管、流通に至るまで現地で調査しました。結果、指定農場ではいずれも安全な飼料のみが使われ、牛の飼料の加工や配合作業は、鶏、豚飼料などの混入リスクがない牛の飼料専用の工場で行われていることを確認しました。さらに、ゼンショーでは飼料の検査※2の実施を含むゼンショー独自の管理プログラムを導入し、それが実施されているかどうかを、食品安全追求本部SFC管理室が継続的に管理します。

日本向け輸出条件の遵守

牛の加工においては、「日本向け輸出条件」である特定危険部位の除去が正しく実施される必要があります。ゼンショー指定の加工工場では、特定危険部位の除去に関わるすべての作業はすべてマニュアル化され、その遵守のために必要な教育も継続的に行われており、担当者はこの教育を受けないと作業にすら従事できない取り決めになっています。
また、指定の加工工場では国際的な衛生管理システムであるHACCP方式を採用しています。有害菌検査は毎日実施され、BSE以外の部分でもその安全性を確保しています。

日本で実証された「飼料規制」の有効性

日本では2003年の「流通、製造ラインの牛専用化を伴う完全飼料規制」※3の導入以降に生まれた牛からはBSEが発生していないことが、全頭検査により確認されています。
このことは、より完全な飼料規制がBSE予防に非常に有効であることを証明しています。米国の飼料規制強化にゼンショー独自の監査の取り組みを加えた管理は、日本の完全飼料規制と同等かそれ以上のレベルであると当社では考えています。
このように非常に有効なBSE予防管理の下で育った牛が、「ゼンショーSFC」です。

※1 米国の飼料規制強化:
月齢30か月以上の牛の脳や脊髄を、すべての動物の飼料の原料に利用してはならないことになりました。これにより、牛の飼料に危険な原料が混入するリスクが激減します。これはかねてからOIEがその必要性を米国に指摘してきたことであり、ゼンショーも米国に対して求めてきたことです。
OIE:国際獣疫事務局;家畜の伝染性疾病の伝播を防ぐための国際機関。本部はパリで175の国と地域が加盟。

※2 飼料の検査:
飼料中の牛の蛋白質の有無を検査する方法。エライザー法とイムノクロマト法を組み合わせて継続的に実施します。「BSEにならない牛の生産」を重視した管理手法の一つです。

※3 流通、製造ラインの牛専用化を伴う完全飼料規制:
日本において牛の肉骨粉をすべての家畜に使用禁止するとした、「2001年の飼料規制強化」及び、2003年7月から導入が開始された、「反すう動物用飼料への動物由来蛋白質の混入防止に関するガイドライン」を総称して、このように表現しています。

Q&A

Q.1 米国産牛肉は安全ですか?

A.1 ゼンショーが安全を保証するのは、当社独自の「ゼンショーSFC」として認定した米国産牛肉です。米国では、2005年から「日本向け牛肉輸出証明プログラム」、2009年には飼料規制強化が実施されています。それに加えゼンショーでは厳しい基準を設けており、それらの規制・管理等が確実に実行されているかどうかを、新設部署の食品安全追求本部SFC管理室が確認しています。

Q.2 ゼンショーSFCは、具体的にどのような管理がされていますか?

A.2 ゼンショーSFCは、出生から育成、肥育、出荷までが管理されている牛です。一連の段階について、飼料工場も含め、専門のスタッフが当社独自の厳しい基準で継続的に管理します。BSEの原因とされる物質が牛に与えられないことを重点的に確認しています。ゼンショーの主導で、継続的な飼料検査プログラムも導入し、安全性をさらに確実なものにしています。エライザー法、およびイムノクロマト法を組み合わせ、飼料の中に、牛の肉由来の蛋白質がないことを検査するものです。
特定危険部位の除去作業については、特に検証や継続的な管理に力をいれています。
輸入後も特定危険部位の混入がないことをすべての肉について日本の自社工場で自ら確認します。

Q.3 全頭検査は必要ないのですか?

A.3 日本の全頭検査はBSE発生時には有効で、以降の対策への基礎データとなりました。
これらのデータにより、完全な飼料規制以降に生まれた牛からはBSE発生がないことがわかってきました。
このことは飼料規制とその管理が、BSEに対し非常に有効な手段であることを証明しています。
これを参考に、ゼンショーは米国において飼料検査を軸とした日本の飼料規制以上の管理を行うことにより、BSEが理論的に発生しない飼料だけで育った牛の肉だけを提供できるようになりました。
この安全性は全頭検査と同等ないしはそれ以上であると考えています。

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