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TOPページ > “食”関連ニュース > 10月16日は世界食料デー ~FAO日本事務所副代表に聞く
“食”関連ニュース

ゼンショーは、「世界中のすべての人々に、安全でおいしい食を手軽な価格で提供する」ことを使命としています。そこで、食の安全とともに、世界の食料事情についても考えたいと思います。
10月16日は世界食料デー。国連が制定した、世界の食料問題を考える日です。ゼンショー食品安全情報室では、世界の食料事情について、FAO(Food and Agriculture Organization of the United Nations 国際連合食糧農業機関)日本事務所 副代表 国安氏にお話を伺いました。
国安氏(以下〈国〉)1979年に国連が制定した、世界の食料問題を考える日です。世界に広がる飢餓※1や食料問題への関心を高め、その解決のため、より一層の国際的な協力を得ることを目的としています。
〈国〉FAOの最新の推定では、世界の食料不足人口は今年中に10億2000万人に達します。食料を十分に手に入れられない人口は増え続けており、ここ数年で新たに1億人以上の人が飢餓におちいっています。
しかし現在の状況は、食料の量的不足が主な原因ではないのです。世界には、すべての人が食べることができる十分な食料があるのですが、過剰な国と不足している国とのアンバランスに問題があります。
〈国〉飢餓は様々な要因が重なり発生しています。2007年から2008年にかけて起きた食料価格の高騰や、それに続く金融危機の影響、紛争、自然災害、地球温暖化など様々な要因があります。それらを一国で解決するのは非常に難しい。そこで、国際社会の協力が必要となってくるのです。
〈国〉世界の飢えに苦しむ人々の多くは、開発途上国の小規模農家です。その人たちが自ら、持続的に作物を作ることが大切です。例えばアフリカでは、必要な施設がなく灌漑可能な土地の5%しか灌漑されていないと言われています。資本を投下して農業生産性を向上させ、生活水準と食料安全保障※2を高めることが必要です。
〈国〉まずは、世界の食料問題に関心を持ってください。
日本国内についても、現在の食料自給率は約40%。半分以上の食料を海外から輸入しなければ、私たちの食生活は成り立たない状態です。しかし私たちは、食べ残しや賞味期限切れなど多くの食料を廃棄している実態があります。
世界食料デーの機会に、ちょっと食料問題について考えてみませんか?
日本では、10月16日をはさむ10月1日~31日を「世界食料デー月間」として、国際機関やNGOが協力してさまざまなイベントが行われます。イベントでは、講演のほか、コンサートなどもありますので、気軽に参加してください。一緒に食料問題について考えましょう。
※1 飢餓とは…食べ物を満足に得られず、慢性的な栄養不足になっている状態のこと。
※2 食料安全保障とは…予想できない要因によって食料の供給が影響を受けるような場合のために、食料供給を確保するための対策や、その機動的な発動のあり方を検討し、いざというときのために日ごろから準備をしておくこと。
≪リンク≫
・FAO日本事務所
・世界食料デー月間ホームページ