社長メッセージ(3/3 pages)
長期的視点に立った安定供給の取り組み
ゼンショーの持続可能な成長を前提とした事業活動は、国際間の取引、とりわけ食材調達の分野でも推し進められています。世界中の良質な食材を探し求め、調達ルートを開拓する理由は、品質の良い「食」を安定供給し続けていくために他なりません。近年のような世界的経済不況の折には、国際間の資金の動きに異常が生じ、それに起因して特定食材の価格が大きく変動するような事態も考えられます。また、米国産牛肉のBSE問題のような安全保証に影響する食材リスクもあります。
前述のように私たちは、お客様への安全性を第一に行動し、その上でおいしい「食」を手軽な値段で提供し続ける使命を持っています。それには、世界中から食材を安定調達していくことは欠かせない要因です。
さらに持続的な国際間取引を体現する取り組みとして、ゼンショー独自のフェアトレードがあります。途上国との長期的視野に立った協働による直接取引を続けることで、途上国の経済自立に繋げ、また私たちにとっては良質な食材調達に利する、互恵の関係が構築されていくものと確信しています。この仕組みをさらに深化させるには、単に商品取引の関係だけではなく、フェアトレードの継続によって、その国を豊かに発展させていくためのマネジメント人財育成が重要になると考えています。

食の分野から新しい価値を創造する企業へ
ゼンショーは、市場の構造変化を捉えながら、伸びしろのあるカテゴリーに対して戦略的な投資を図り、事業の拡充を図っていきます。すき家は、2010年10月末で国内店舗数が1,508店舗となりました。皆様に認められる喜びと責任の重さを感じ、いつでも、どこでも、安全でおいしい「食」を手軽な値段で提供できる社会的インフラをつくりあげていくのが、私たちの使命です。
ゼンショーグループは、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」というビジョンのもとに、「フード業世界一」を目指してまいります。全世界というステージで、「食」の分野を変革し、新しい価値を創造する企業であり続けたいと考えています。
- ゼンショーグループCEO
- 小川賢太郎
広い視野で国内市場を捉える
日本の外食産業全体の市場規模が、1997年の29.1兆円をピークに減少傾向にあることで、市場は衰退の途を歩んでいると認識されるならば、それは早計です。外食市場の中で宿泊施設や酒飲料店などは確かに年々減少していますが、一方ですき家などの牛丼が含まれるファストフードカテゴリーは、5,000億円程度増加しています。またココスなどのファミリーレストランも堅調に推移しており、今後の業態の戦略によって増加していく可能性は十分にあります。



