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トップメッセージ

世界から飢餓と貧困を撲滅する。
本気で実現しようと思うからこそ、
私たちはタフになれる。

株式会社 ゼンショーホールディングス
代表取締役社長

小川 賢太郎

物事を真正面からとらえ、自分の頭で考える人財

「世界から飢餓と貧困を撲滅する。そのためにフード業世界一を実現する。」――この壮大なビジョンを実現するためには、多くの仲間が必要です。私は、共にビジョンを達成するために最も重要な資質は「まじめ・・・さ」だと考えています。何事も真正面で受け止め、まじめに取り組むこと、それが私の経験から導き出した求める人物像です。

このまじめさは、必ずしも言われたことをその通りやるということではありません。現在、私たちは「国内外食」「海外外食」「小売」「介護」の4つのカテゴリーでの展開を進めていますが、世の中の変化は激しく、また海外では国によって事情が違いますから、これまでの経験だけでは通用しないことも数多くあります。

そうした状況に直面するたびに、社員一人ひとりが、目先ではなく将来を見据えて最適な判断をしていくことが求められます。その判断力を養うために、物事を真正面からとらえて「自分の頭で考える」ということが大切です。

ただ単に目先の仕事をこなすのではなく、何のためにその仕事をするのか、そのために今何をなすべきかを、常に自分の頭で考えて行動できるようになってほしい。そして会社のビジョンを真正面から自分のものとしてとらえて、自分の言葉で、周囲の人へ熱く語れる人間になってほしいと思っています。

10年前には「世界から飢餓と貧困を撲滅する」と言っても、単なる夢物語だと思う人がほとんどでした。しかし私たちが成長をするにつれ、周りのリアクションも「本当にやるのかな」という受け止め方が増えてきたのを感じています。

私たちが描いているのは人類史にエポックを築くようなビジョンですが、本当にやらなければいけないし、それができるステージに入ってきている。それが実現できるかどうかは、ここに結集している一人ひとりの意欲と能力にかかっているのです。

仕事と生活の質を高めるワークライフシナジー

ゼンショーで共に働く皆さんに一つお願いしたいのは、自分の人生と仕事をより充実させるために余暇を活用していただきたいということ。つまりワークライフバランスならぬ「ワークライフシナジー」という考え方です。

人生と仕事はどちらも大事ですが、同じひとりの人間がやる以上、両者は全く無関係に存在するものではありません。人間は社会的存在ですから、仕事を通じて人類社会に貢献するのは当然であり、それは私たちの生活と表裏一体の関係にあります。たとえば、私たちが着ている服、食べている魚、飲んでいるコーヒー…。すべて誰かの手によって収穫され、加工され、運ばれてきたものです。そうした恩恵に対しては、自分もまた社会の中で何らかの役割を果たすことによって収支バランスがとれる。その意味からも、人生と仕事を完全に切り離すことはできないといえます。

だとすれば、生活を豊かにするためにいい仕事をする。いい仕事をして社会に貢献するために、生活の質を高める。そんな具合に相互に相乗効果を働かせて質を高めていくのが、ワークライフシナジーです。

たとえばオフの日には、知らない土地を旅しておいしい料理を食べる。いい音楽を聴く。素晴らしい絵画や美術品にふれる。自然を楽しむ。それらによって右脳を鍛え、情感を豊かにすることは、当然ながら仕事にもいい影響を与えます。私たちが店舗で接するお客様も、渋い顔でつまらなそうに応対する店員より、情感豊かに気を配って接してくれる店員の方がうれしいに違いありません。ぜひワークライフシナジーを発揮して、仕事も生活も共に質を高めていっていただきたいと思います。

日々改善ができるタフな社会人へ

最近、ES(Employee Satisfaction=従業員満足度)という言葉もよく耳にします。社員の福利厚生や職場環境の改善。それらはもちろん大事です。2014年には当社の労務管理の課題について、自ら世間の方々へ公表し、会社全体として改善に取り組んできました。従業員全員の職場環境改善は今後も続けていきますが、本当に一番大事なESとは、仕事における「達成感」ではないかと私は考えています。

どんなに立派な会社に入っても、文句ばかり言う上司の下で、毎日つまらない仕事ばかりやらされていたら面白いはずはありません。反対に、小さなことでも日々何か前進があり、周りからも評価されれば、うれしいし、やりがいも出てきます。ならば、働く人が達成感を得られるような仕事の仕組みにしていこうじゃないか、というのが私の考えるESです。

ではどうすればそれが実現できるのか。その一つの方法は、上から指示されて動くのではなく、自分の頭で考えて日々課題を見つけ、改善をしていくことです。これを私は「カイゼン頭」と呼んでいますが、人に指図されるより、自分で考え、工夫したほうが達成感を持てるし、仕事も面白くなります。

「カイゼン」のための挑戦を続けていくと、ときには壁にぶつかったり、失敗したりすることもあるでしょう。しかしそこで下を向く必要はありません。次はどうすればうまくいくかを考えて、また挑戦すればいいのです。そして困難や失敗にぶつかり、それを乗り越えるたびに人はタフになっていきます。私は皆さんに、ぜひ「タフな社会人」になり、共に汗を流してほしいと思っています。

ゼンショーが30年余りの短い期間でここまでの成長を遂げられたのは、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という大いなるビジョンに大勢の仲間が共感し、皆が共に歩んできたからです。5年後、10年後の未来を見据えて、そこに到達するのだという強い意志があれば、必ず成長できる。それを実証してきたのがこれまでの私達の歩みでした。

世界展開が本格化している今、私達には様々なチャンスが待っています。共に世界一を目指す、大勢の意欲ある若者たちが仲間になってくれることを期待しています。