新卒採用

「食の安全」を経営の最優先課題とする姿勢に魅力を感じて。

高校時代に生物の授業を通して植物の生態に興味を持つ。
大学では生物学を専攻し、カーネーションの交雑育種について研究。
大学院ではハスカップの品種改良に関わる研究に取り組む。
「食の安全」を経営の最優先課題とする姿勢に魅力を感じて、株式会社ゼンショーホールディングスに入社。

PROFILE

氏名 松原 忍
入社年度 2013年
専攻 生物圏科学専攻
耕地圏科学コース修士過程修了
部署 グループ食品安全追求本部
中央分析センター 主任

学究的な領域よりビジネスに直結した研究・開発ができる仕事がしたかった。

常に話し合い、チームで連携をとりながら仕事をしています。

学生時代から文系の科目より、理系の科目が好きでした。一つの事象に対し「なぜそうなるのか」理由づけをしながら理解を進めてけるところが、理屈っぽい私の性格にマッチしていたのだと思います。理系の専門職に就きたいと思い修士課程まで進み、研究を通して学んだこと・経験を実業で生かせる企業への就職を希望していました。
 
就職活動は、趣味が料理であること、飲食店でアルバイトをしていた経験を通し接客の仕事が好きだったことから、食に関わる企業に絞って行っていました。そこでゼンショーという会社を知りました。ゼンショーは食の安全を重視していること、そのために自社の分析機関を持っていることを知り、その安全性を追求する姿勢に興味を持ちました。そして、食材の調達から商品の提供までを行うゼンショーなら、お客様との関わりが多く、自分の仕事が人の役に立てていることを実感しながら働けると思えたことが入社の決め手です。
 
入社後の半年間は店舗で販売を経験しました。その後、現在も所属しているグループ食品安全追求本部 中央分析センターにうつり、食品中の残留農薬などの分析を行う業務に従事しています。食品の安全性の確認を通して、お客様に安全な食を提供する仕組みづくりを担うことは、まさに私が望んでいたビジネスと直結した研究と言えます。
 
私たちの仕事は、食材の検査だけに没頭するのではなく、生産から加工・物流・店舗での提供にいたるまでの広い視野を持って分析・研究に当たることが大切です。

私たちの仕事は、「食の安全を脅かすリスクに気付き、改善を行うこと」。

分析は、さまざまな試薬や器具を使って行います。一つひとつの作業の目的と原理を理解し、もっと良くするためには何をしたらいいのかを考えながら実験を行っています

食品には、農薬、飼料添加物、動物用医薬品について、国が定めた残留基準があります。
私たちは、ゼンショーで扱う食品が国の基準をクリアしているか確認するだけでなく、基準よりさらに低い値まで分析を行っています。それにより生産や加工などの各工程の小さな異変やリスクに気付くことができ、各工程を担当する部署に対策をはたらきかけることで、安全な食品を提供する仕組みづくりの一翼を担っています。
 
分析業務は、均一化・前処理・測定の3工程に分かれます。まず均一化の工程で検査する食品をフードプロセッサーでペースト状にします。次に前処理の工程で、食材に溶媒などを加え抽出し、分析の邪魔になる食材由来の成分を除去します。そして質量分析計などの機器を用いて測定します。
 
食材と分析項目の組み合わせは多岐にわたるため、組み合わせによっては既存の方法ではうまくいかないことがあり、常に適正な分析を行うための検証を重ね、改善を行っています。

将来は、安全だけでなく「おいしさ」に貢献する研究に取り組みたい。

研究所には、お取引先など外部の方をお招きすることがありますが、皆さん設備の充実にはびっくりしています。

中央分析センターに配属されて1年目は、均一化や前処理のひとつひとつの操作の意味や、分析機器の構造と原理、また論理的な考え方を徹底的に教え込まれます。なぜこの試薬をこのタイミングで加えるのか、機器の内部で何が起きているのかなどを深く理解することで、適正な分析方法を確立し、異変が起こった時に改善を行えるようになります。
 
分析する食品・項目、扱う分析機器も多岐にわたるため、これらを全て理解し、自分の言葉で説明できるようになるまでには苦労をしましたが、できるまで先輩方が教えてくださり、わからないことがあれば一緒に考えたり調べてくれたおかげで乗り越えることができました。
 
食の安全を高いレベルで追求しているゼンショーにおいて、私たちは非常に重要な役割を担っています。発生するであろう問題を予測し先回りして対処するために、また、新たな安全を提供するために、常に新しい情報にアンテナを立てておくことも大事だと考えています。最近は、においの分析に興味があり、私の開発テーマとして取り組んでいこうと思っています。
 
においは、種類によっては非常に低い濃度まで人間が嗅ぎ分けることができるため、これまで以上に微量な成分を検出できるようにならなければいけません。この分野は食の安全への取組みになるだけでなく、おいしさへつながると私は考えています。これまでの経験を生かしながら、メンバーと協力し合い、新たなチャレンジに取り組んでいきます。