社長メッセージ

理念の実現に向け、
世界での成長を加速する

なぜ「フード業世界一」を目指すのか

ゼンショーは、「食を通じて、人類社会の安定と発展に責任をおい、世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念を掲げ、その実現のため事業を拡大してきました。1982年の創業から約40年で、売上高1兆2,640億円(2026年3月期)、世界14,947店(2026年3月末時点)という規模に成長しましたが、まだ十分ではありません。この壮大な企業理念を実現するためには、事業規模の拡大が必要です。そのための指針として「フード業世界一」という目標を掲げてきましたが、その達成には成長スピードが全く足りていないと認識しています。成長を加速するため、世界中に同時並行で複数の業態を出店できる仕組みづくりに注力していきます。

業態の強みを活かしたグローバル展開

創業業態である「すき家」では、国内の店舗数が節目となる2,000店舗を超えました。店舗の状態に磨きをかけ、地域のお客様に支持いただけるお店づくりを進めながら、更なる出店を図っていきます。海外においても、東アジア、東南アジアといった地域ごとにブランドの浸透を進めながら、店舗を展開していきます。

「はま寿司」は、国内トップクラスの寿司ブランドとしての地位を固めつつあり、海外においても幅広い国・地域への展開が視野に入っています。すでに出店が進む東アジアに加え、東南アジア各国での展開も進めていきます。

海外テイクアウト寿司事業では近年、スーパーマーケット内に出店する「キオスク」と、工場で製造した寿司を小売店などへ供給する「コミッサリー」の、二つの販売チャネルの補完関係が機能し始めています。この複数の販売チャネルを使い分けることができるユニークな立ち位置を活かし、欧米での展開をさらに加速させていきます。

変化に向き合い、ユニークな価値を提供する

数年来続く原材料価格の高騰に加え、足元では中東情勢の影響によりエネルギー・物流・建設といった非食材のコストの上昇も想定されています。このような厳しい外部環境の中でも、ゼンショーならではのユニークな価値を提供し、お客様の生活に貢献していくことが我々の使命だと考えています。

ゼンショーでは、原材料の調達から製造・加工、物流、販売に至るまでを自社で企画・設計、運営する「マス・マーチャンダイジング・システム(MMD)」を構築しています。このMMDのネットワークや、技術革新を取り込んだ生産性の高い店舗運営といった経営資源をフルに活用することで、お客様にとって価値のある商品・サービスを提供していきます。

違いを乗り越え、共に生きる

世界では分断や衝突が相次ぎ、不安定さが増しています。こうした状況の中で、ゼンショーは食を通じて人々の「共生」を促していきたいと強く思っています。「共生」とは、「違いを乗り越え、共に生きる」ことを意味します。

世界各地で事業を展開するゼンショーでは、多様なバックグラウンドを持つメンバーが共に働いています。その一人ひとりが「地域で一番のお店をつくり、お客様の生活を豊かにする」という共通のゴールに向かって歩んでいることは、「共生」の体現にほかならないと考えています。また、約20年にわたり取り組んでいるフェアトレードも、事業を通じた「共生」の追求の一つです。社会課題を抱える地域の生産者と、主に先進国で暮らす消費者をつなぎ、共に発展していく仕組みを、これからも構築していきます。こうした取り組みを通じて、人類社会の安定と発展に貢献していきたいと考えています。

多数精鋭の人財とチームの力で、次の成長へ

類まれな企業理念の実現に挑戦しているゼンショーは、人財に求める水準も常に高く持っています。国際水準で第一級のエキスパートを目指す成長意欲を持ち、企業理念を自分事として捉えられる人こそが、ゼンショーの一員としてふさわしいと考えています。こうした人財に対しては、一人ひとりに合った能力形成やジョブローテーションを通じ、共にどのように成長していくかを真剣に考えていきます。

事業規模が拡大し、複数の業態を世界各地で同時に展開する現在、「多数精鋭」の卓越したチームによってこそ、成長を加速できると考えています。混迷を深める世界において、ゼンショーが果たすべき役割はますます大きくなっています。人類社会の安定と発展、そして飢餓と貧困の撲滅に向け、ステークホルダーの皆様と共に、着実に歩みを進めていきたいと考えています。

株式会社ゼンショーホールディングス
代表取締役社⻑兼 CEO
小川 洋平

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