ZENSHO ACTION

ゼンショーの食を通じた取り組み
地域とともに進める持続可能な取り組み【ルワンダ】
2026年6月、フェアトレード部員がルワンダのコーヒー生産者を訪問しました。
現在のルワンダは、IT産業や観光業を中心に発展を続け、アフリカの中でも高い経済成長を遂げている国として知られています。一方で、その背景には1994年にルワンダで民族の違いを理由に多くの命が奪われたジェノサイドという悲しい歴史があります。
ゼンショーは、そのような過去を乗り越えて未来へ歩むルワンダの人々とともに、持続可能な社会を実現していくことを目指し、2011年から現地のコーヒー生産者とフェアトレードの取り組みを開始しました。
取り組み開始当初から関係を築いてきたルワンダ南西部のチングワ地域では、2011年に社会開発資金※を活用し整備した、給水設備の運用状況を視察しました。
設備は現在も利用されており、維持管理も地域住民によって行われています。この設備が整備される以前は湧き水をそのまま利用していたため、感染症にかかる人も多かったそうです。現在では湧き水は灌漑用、設備から供給される水は飲用として使い分けられています。安全な水へのアクセスが、地域の生活を支える基盤になっていることを実感しました。

※社会開発資金…原料買取価格の中で現地の人々が必要とするさまざまな生活改善活動に充てられる金額のこと。
この地域では、社会開発資金を活用した取り組みとして、現在7つの小学校で家庭科の授業が行われています。今回の訪問では、インダトゥア小学校で実施されている授業を参観し、子どもたちの学びの様子に立会いました。
この取り組みは、子どもたちが生活に役立つ知識や技術を身につけられるよう始まったものです。
当初は裁縫のみを教えていましたが、現在は現地の先生方の工夫により、衛生管理や栄養、家計管理などへと発展し、子どもたちの将来に役立つ幅広い学びの場となっています。
授業では、子どもたちがテーマ別にプレゼンテーションを行っていました。ニワトリやウサギを家庭の収入や暮らしを支える家畜として育てる考え方など、この地域ならではの内容も含まれており、現地の暮らしや価値観を把握することができました。
授業内容の広がりからは、取り組みが地域に根付き、生活や将来を見据えた実践的な学びへと発展している様子がうかがえました。
また、2022年から新たな取り組みを進めている南部のルハンゴ地域にも訪問し、現地のコーヒー栽培の状況や取り組みの進捗を確認しました。
実際に産地を訪れると、ルハンゴ地域の土壌はチングワ地域と比べ特徴が大きく異なっていることが分かりました。土はさらさらとしており、水分を保ちにくい性状のため、生産者は土壌を乾燥から守り、水分を保つ役割を果たす樹木の植林や、たい肥を活用した土づくりに取り組んでいます。生産者は白い砂状の土と、たい肥の活用によって黒く豊かに変化した土を並べて見せてくれ、産地の目に見える変化を感じました。
また、現地の農家を訪問すると、コーヒー栽培によって現金収入が増えて徐々に生活が向上しているという声を聞くことができたほか、「数年後に家を改修したい」という目標に向けて貯蓄を続けている方もいました。

ゼンショーがフェアトレードを通じた取り組みで目指しているのは、地域の人々が自ら課題に向き合い、解決しながら、将来にわたって発展を続けられる環境づくりです。
今回の訪問では、生産地の現状を視察するとともに、これまでの取り組みが地域に根付き、現地の人々の工夫によって発展している様子を確認できました。
ゼンショーはこれからも、フェアトレードの取り組みを通じてコーヒー生産者とともに地域社会の持続的な発展に取り組んでいきます。
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