女性活躍推進の取り組み
職場風土の改善・女性の継続就業支援
ゼンショーでは働きやすい職場環境を整え、女性従業員の活躍を推進していきます。
女性活躍推進の社内活動
女性がもっと活躍できる会社にする「ポジティブ・アクション・プロジェクト」※
様々な分野やポジションの女性社員メンバーから成るプロジェクトです。今まで以上に女性が活躍するにはどうすれば良いか検討し、起案をしています。
※ポジティブ・アクションとは…
厚生労働省が普及促進を働きかけている取り組みで、企業が女性従業員の活躍を推進するために具体的な計画を立て、実行していく活動です。
ポジティブ・アクション・プロジェクトの取り組み
- ・女性従業員を産休前から復帰までサポートする相談窓口の設置
- ・産前や育児中の女性従業員の対応について管理者対象の説明会実施
- ・就学前の子を育児中の従業員を対象とした時短勤務の個別相談と設定
- ・妊娠中および子育て中の女性向け冊子のイントラネット掲載
- ・子を持つ男性従業員に対し、年次有給休暇取得の促進
ゼンショーのポジティブ・アクション宣言
多様性、主体性、独創性を尊び、ひとりひとりがいきいきと働ける活力組織であり続けるというゼンショーグループ組織原則にのっとって、女性従業員がさらに活躍できるよう、職場環境を整えていきます。
妊娠中から子育て中の勤務をサポートする「きらら相談窓口」
妊娠中の勤務や産前・産後休業、育児休業、職場復帰と復帰後の勤務に関する相談の受付やサポートを行う窓口です。面談の際は複数の女性担当者が対応します。
従業員相談窓口には女性相談員がいます
従業員相談窓口では従業員からの勤務に関する様々な相談を受け付けています。男性には話しにくい事案には女性の相談員が対応しています。
従業員同士の自由な意見交換会「社内コミュカフェ」
職場環境改善改革推進室とポジティブ・アクション・プロジェクトの共催で、子育て中の従業員(正社員、契約社員、パートタイマー)が集まって気軽に意見交換をするイベントを実施しています。
事業所内保育施設の運営
ゼンショーグループ従業員からもっとも多くの要望があった事業所内保育施設を設立し、茨城県・千葉県内に 6 園を運営しております。
食に携わる企業として安全でおいしい手作り食を提供し、さまざまな体験を通じて子どもたちの健全な成長を実現します。
「かがやき保育園」ウェブサイト
育児休業から復帰して働いている従業員の声
2015年11月取材「不安なくスムーズに職場復帰できました」
宮川 法子 マネジャー(2007年入社)
産前・産後休業:2014年6月-9月
育児休業:2014年9月-2015年4月
担当業務について教えてください。
BCP(事業継続計画)担当として、災害などがあった際にゼンショーグループの事業を継続させるための体制を整備したり、取り決めの確認をしています。
復帰されてどうですか?
上司や同僚も育児を経験している方が多いので、非常に理解があって働きやすいです。育児を経験していない方も状況を聞いて理解を深めようとしてくれています。今後の参考にしたいという思いもあるみたいです。
子育てをしながらの仕事は、どうですか?
娘は保育園生活を楽しんでいるようで、毎日笑顔で私を迎えてくれます。一番、疲れが飛ぶ瞬間です。その後もまた寝かしつけまで戦いなんですけど。今は、まだ1歳になったばかりなので、時短勤務で退勤時間も定時より1時間半早い16時にしてもらっています。今後は様子を見ながら少しずつ勤務時間を延ばしていこうと思っています。社内対応窓口の「きらら相談室」の担当者と相談しながら調整できるので、とても助かっています。
育休中、復帰に向けて準備したことはありますか?
まずは保育園に関する状況確認ですね。妊娠が確認できて区役所に母子手帳をもらいに行った際に入園の申し込みに関する年間スケジュールを確認しました。妊娠7ヶ月の時点で各保育園の施設や通園の利便性などを足を使って確認し、夫と相談して希望順位を決めました。 生後9ヶ月で保育園に入れるのは若干気が引けたのですが、4月入所をしなければ入所が難しいこと、1歳児クラスはさらに枠が減ることなどを勘案し、早めに育児休暇を切り上げました。おかげで第4希望の保育園ではありましたが、入園することができました。
会社の対応について感じるところはありますか?
まだ復帰して働いているワーキング・マザーが少ないので、一緒に整えていこうという意気込みを感じます。相談もとてもしやすいです。私は母乳育児について事前によく調べていたこともあってこだわりがあり、今も子どもに母乳をあげているのですが、搾乳に対する周りの理解も得られたので母乳育児もあきらめずに続けられています。
上司からのコメント「会社と本人で譲れるところを譲り合って調整しています」
グループ総務本部
根木 昭彦 本部長
宮川さんは現在、時短勤務で働いていますが、仕事量を減らしたりして対応しているのでしょうか?
宮川さんの場合は企画立案型の業務に従事していてルーチンワークがないので、本人が上手く調整していますね。ミーティングなどのスケジュールもその都度本人と相談して決めています。
子どもが小さい間は発熱などで急な休みもあるかと思いますが、どう対処しているのでしょうか?
本人から連絡があって、その日に何かやっておくべきことがあれば部内の誰かが代わりに対応するようにしていますが、あまりそれが必要なことはありません。人事部も子育て中の女性の配置については、本人の能力と適性を見極めながら、配慮していると思います。
女性が子育てしながら働き続けることについては、どう思われますか?
推進するべきだと思います。子育てで仕事ができない期間は限られていますし、それを踏まえて人生設計をして働き続けられるようにしていくべきではないでしょうか。女性も男性と同じように活躍できるように人事部と本人がしっかり話をしてワークライフシナジーを生んでほしいです。