ゼンショーフェアトレードの取り組みを現地よりお届けします!

Fair Trade Report

新たな生産者組合と取り組みを開始【東ティモール】

2024年7月、フェアトレード部員が東ティモールを訪問しました。

ゼンショーフェアトレードは2007年に東ティモールから取り組みを開始し、それから17年間、日本のNGOと共に東ティモールでの活動を継続してきました。その間、コーヒー集荷用トラックの購入やコーヒー保管用倉庫の建設などの生産環境の整備、生産者の収入向上や環境保全につながる有機JAS認証取得支援、水道設備建設による生活環境改善などに取り組みました。

フェアトレード部では現在、ゼンショーグループ店舗でお客様に提供するコーヒーの使用量増加に対応するため、世界各地の生産者を新たに訪問しています。今回は、新たにフェアトレードの取り組みを開始する生産者組合の事務所を初めて訪問。会社の紹介とゼンショーフェアトレードの取り組みについての説明を行いました。生産者の方々と直接顔を合わせ対話することで、これから始まる取り組みに向けた協力関係を築きました。

この生産者組合は、「公正で主権のある農業社会を構築するための農地改革の闘争、集団主義、連帯、社会的平等、そして次世代に持続可能な精神に基づいて生きる」という理念を掲げています。

生産者組合の代表は、「これまで私たちは農地改革後、土地に対する権利に関して戦ってきました。コーヒーについては、これまではいろいろな仲買人が間に入り、買い手の方が経済的に潤っていき、生産者側の経済状況がなかなか改善されていかない状況でした。東ティモール独立以来、私たちがフェアトレードという市場にアクセスできるのは初めてのことで、これからは品質の良いコーヒーを届けることでコーヒーから自立の道を切り開くことができる、という可能性に心から感謝しています。」と話しました。

最後は全員で、「ぜひこれから長期的な協力関係を互いに築いていきましょう」と気持ちのこもった声をかけ合い、今回の会合は終了しました。

ゼンショーはこれからも生産者に寄り添いながら、フェアトレードの取り組みを広げていきます。

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