トップメッセージ(株主・投資家の皆様へ)

トップメッセージ

 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

 国内においても海外においても、新型コロナウイルス感染症の前後で、外食に対するお客様の消費行動や価値観が変化しています。そのような状況で、当社グループはお客様が求められている商品をお届けすべく運営してきた結果、当期業績は売上高が7,799億64百万円、営業利益217億34百万円、経常利益280億81百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は132億65百万円となりました。

 ゼンショーホールディングスは、1982年に創業して以来、ホップ・ステップ・ジャンプと称し、ホップ・ステップはそれぞれ30倍の成長を実現しました。現在はジャンプの段階にあり、2015年度売上高5,120億円からさらに30倍の成長を目指しています。

 コロナ禍の3年間、当社ではグループ一丸で技術革新・デジタルトランスフォーメーションに積極的に取り組み、販売チャネルの拡大、店舗水準の向上や商品開発に注力し、変化に対し柔軟かつ機敏に対応してまいりました。世の中が厳しい状況にあっても世界中で出店を拡大しています。また、会社の財産である従業員に対しては教育を充実させるとともに、安心して働けるよう2013年から11年連続のベース・アップを継続して実施しています。

 当社グループでは世界から飢餓と貧困を撲滅するという理念を創業当時から掲げています。この理念をさらに進化させ、人類社会の安定と発展に責任をおう企業であり続けます。不安定な世界状況が続いていますが、人種、宗教、民族文化が生み出す様々な対立を乗り越え、お互いに協力し、人類全体が平和的に共生出来る「食のインフラ」の構築を通じてこの責任を全うします。

 株主の皆様におかれましては、当社グループの理念をともに実現するパートナーとして、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年6月23日

小川 賢太郎

株式会社ゼンショーホールディングス
代表取締役会長 兼 社長
小川 賢太郎