トップメッセージ

人類社会の安定と発展に責任をおい、世界から飢餓と貧困を撲滅する。

トップメッセージ

ゼンショーは1982年、世界から飢餓と貧困を撲滅することを理念に掲げ、資本金500万円で創業しました。現在では、国内外食企業としては売上No.1、世界の外食企業ではトップ10以内という地位を確立し、会社の成長性や社会への影響力について、広く社会からも信頼いただける域に達しつつあると実感しております。

「食を通じて、人類社会の安定と発展に責任をおう」。
創業から掲げてきた「フード業世界一」をより具体的に考える段階に入り、2023年、ゼンショーは企業理念を進化させました。世界各地で噴出する部族間・民族間の対立や人権にまつわる諸問題に加え、昨今では世界的なパンデミックが発生し、人類社会に大きなダメージを与えました。このように世界が不安定さを増していることに対し、私としても、また会社としても、より強い危機感を抱いています。世界中のすべての人々が安定的に「食」を手に入れ、持続可能な調和的発展を続けることのできる社会をつくる。私たちの新たな理念には「安定」と「発展」という二つの言葉を刻んでいますが、この「安定」を実現するだけでも大変なことです。これを単なる目標として掲げるのではなく、責任をもって着実に実行していくために、私たちはさらなる成長と拡大を成し遂げていく必要があります。企業理念の進化は、ゼンショーとして次なるステップへと進むための決意表明でもあります。

ゼンショーは原材料の調達から製造・加工、物流、販売まで、すべてを自社で企画・設計する、独自の「MMD(マス・マーチャンダイジング・システム)」を構築しています。昨今の不安定な世界情勢のなかで私たちが学んだことは、不測の事態が起きた時でも「食」を安定供給できる、さらに強固で広範囲なMMDを構築する必要があるということです。より複雑化する世界の状況に応じゼンショーMMDをさらに進化させ、安全でおいしい食を世界中の人々が手軽な価格で食べられるようにすることで、食を通じた世界の「安定」と「発展」を実現していきたいと考えています。その意味からいえば、私たちの活動はいまだ発展途上にすぎないのです。
「人類社会の安定と発展に責任をおう」企業として、ゼンショーはさらなる成長を遂げ、ここで働くすべてのメンバーに生きがいをもたらし、さらに株主の皆様、取引先の皆様に我々の理念と活動に共感いただける企業であり続けたいと思っています。

小川 賢太郎

株式会社ゼンショーホールディングス
代表取締役会長 兼 社長
小川 賢太郎