ゼンショーグループ宣言

ゼンショーグループは、世界から飢餓と貧困を撲滅するために、
食に関わるすべてのプロセスを自ら企画・設計し、全世界でオペレーションする組織をつくり運営する。

また、人種・宗教・民族文化が生み出す様々な対立を乗り越え、
多様な価値観を包括的かつ革新的に融合させながら事業を発展させてゆく。

さらに、ゼンショーグループ全メンバーは、自立した個人として高い道徳心を持ち、
人類全体から与えられた自らの才能を、事業を通じ人類社会全体のために発揮する。

そして、万人が真に平等で、持続可能な調和的発展を続けることのできる社会を実現する。

ゼンショーグループのサステナビリティに関する考え方

ゼンショーグループは、1982年の創業時から「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という経営理念を掲げ、そのために世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供することを使命として取り組んできました。ゼンショーグループメンバーの行動指針である「ゼンショーグループ憲章」の冒頭には、「ゼンショーグループ宣言」として、事業の発展を通じ「万人が真に平等で、持続可能な調和的発展を続けることのできる社会を実現する」ことを掲げています。またゼンショーグループは、企業理念をさらに進化させ、「食を通じて、人類社会の安定と発展に責任をおう」ことを掲げ取り組んでいきます。

この理念を具体化するため、ゼンショーグループは、原材料の調達から製造・加工、物流、店舗での販売までのすべてのプロセスを一貫して自らの手で企画・設計、運営するMMD(マス・マーチャンダイジング・システム)を世界に展開し、「食のインフラ」としてすべての人々に安定して「食」を供給することのできる仕組みづくりに取り組んでいます。

また、「食のインフラ」としての事業展開に加え、ゼンショーグループは、2007年から独自の直接提携型フェアトレードに取り組んでいます。現在、アジアやアフリカなど20ヶ国との間でコーヒーや紅茶の取引を行っており、フェアトレードから生まれる「社会開発資金」を活用し、学校建設、水道施設の整備、女性支援などの社会開発支援活動を行っています。この活動を通じ、資本主義の負の側面としてもたらされた発展の不均衡を是正し、持続可能な世界の実現に貢献していきます。

ゼンショーグループは、自社の事業活動が地球環境に与える影響についても、責任を持った対応を行います。自社の事業領域に密接に関わる、天然資源の保全、食品残渣の活用といった課題のほか、自然エネルギーの活用などへの取り組みを通じ、自社の事業領域の持続可能性と、地球環境そのものの持続可能性を担保するために行動していきます。

さらにゼンショーグループは、人材は「人財」すなわち付加価値を生み出す資本であるという考え方に基づき、人財育成や多様な人財が活躍できる職場環境の整備に取り組んでいきます。また、日本発のグローバル企業として多文化が共生する社会を実現するため、まずは自国の文化への理解を深める観点から2021年7月に京都市に「日本文化研修センター」を設置しました。今後もさらに多文化の共生に向けた取り組みを進めていきます。

サステナビリティ推進体制

ゼンショーグループは、創業時より「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という経営理念のもと、「万人が真に平等で、持続可能な調和的発展を続けることのできる社会」の実現に取り組んでいます。
取締役会において、サステナビリティに関する方針や「マテリアリティ」の特定などの重要事項の決定をしており、中長期にわたる事業リスクと機会を評価し、事業への影響を認識したうえで経営に反映しています。
2023年3月にさらなるサステナビリティ経営の強化を目的に「サステナビリティ委員会」を設置し、取締役会で決定した「マテリアリティ」を中心としたサステナビリティ関連課題の対応および進捗状況の確認などを行い、その状況を定期的に取締役会に報告していきます。
また、サステナビリティ担当役員の直轄組織である「地球環境室」は、「サステナビリティ委員会」の事務局として、関係各部署、グループ各社と連携しグループのサステナビリティ関連課題の情報集約を行っています。

ゼンショーグループのサステナビリティ推進体制

ZENSHO REPORT

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