新卒採用

GLOBAL MANAGER

20代で世界を相手に勝負する。

ゼンショーでは現在、積極的にグローバル展開を行っている。

そのグローバル展開において、実は多くの20代若手社員たちが活躍している。

中国、台湾、そしてグローバルマーケティングで活躍する3人に、キャリア、現在の仕事、そして将来について語ってもらった。

20代で世界を相手に勝負する。

ゼンショーでは現在、積極的にグローバル展開を行っている。

そのグローバル展開において、実は多くの20代若手社員たちが活躍している。

中国、台湾、そしてグローバルマーケティングで活躍する3人に、キャリア、現在の仕事、そして将来について語ってもらった。

  • YU ZHANG

    広州泉盛餐飲有限公司

    張 裕

    2012年入社

    経営学部 経営学研究科専攻修了

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  • MINA METABI

    グローバル事業推進本部 グローバルFD室

    米多比美奈

    2011年入社

    文学部卒

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  • TOYOKI HAYASHI

    台湾善商股份有限公司 SK営業部

    林 豊樹

    2011年入社

    経営学部 経営学科卒

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新人時代の経験が今も活きている

この3人が揃うのはなかなか珍しいんじゃないかな。
米多比
普段、林さんは台湾で、張さんは広州にいるもんね。
改めて聞きますけど、皆さんはなぜゼンショーに入社したんですか?
学生時代、大学を休学して台湾で1年間暮らしたことがあって。すき家でアルバイトして貯めたお金で(笑)。すっかり台湾が好きになって、台湾と日本をつなげる仕事をしたいと思って、帰国後、再びすき家で働いていたら、たまたま店舗に来た人事部社員から台湾にすき家を出店すると聞いて、これは行くしかない!と。
米多比
すごい偶然!私も学生時代はカナダに1年間留学していて、日本の文化を世界に広める仕事をしたいと思ってたんだ。ゼンショーは、「これから本格的に世界展開をする」と話す社員の熱意にひかれて入社を決めました。
僕は、中国から日本に来て大学院で勉強していました。国際的な人財になりたい、経営を勉強したい、という希望とマッチしたのがゼンショーでした。でも、入社後は慣れるまで大変でしたね。
米多比
語学が十分でない中で、オペレーションやマネジメントを学ぶというのはなかなか大変だろうね。
僕は学生時代にクルーを3年やっていたから「マネジャーなんて楽でしょ」って甘く見ていたんだけど、とんでもない勘違いだったな。自分より年上のクルーを指導したり、店舗の数字について分析したり。慣れないことの連続。米多比さんは新卒で初の女性店長になったんだよね?
米多比
そうだね。責任は重かったけど、やっぱり店長はお店の「鏡」なんだなと実感しました。自分のこだわりも、妥協も、全部お店に出てしまうからね。クルーとのコミュニケーションもそう。相手を尊重しつつ話を聞いて、信頼を積み上げる大事さが身にしみて分かった。そして、私が店長だった店舗を引き継いだのが、実は張さんなんだよね。
日本のマナーを覚えるところからのスタートで大変でした。こんなことなら学生時代にマナーを勉強しておけばよかったと思いました(笑)。クレーム対応などを経験しながら言葉遣いも学んで、認められるにはどうしたらよいか常に考えていました。入社3年目には海外出身者で初めてBM(ブロックマネージャー)になりましたが、やはりクルーに自分の真剣さを伝えることがお店をより良くしていきますね。
それは同感。BMで20店舗担当すれば200名以上のクルーを部下に持つことになりますが、そこで真剣にやれば周囲も真剣についてきてくれる。その考えは今も変わらないし、現場の経験があったからこそ今海外事業でマネジメントができているんだと思う。これまでのキャリアで無駄なことはひとつも無い。
TOYOKI HAYASHI

数年以内に
広州の会社で
COOになりたい。

困難を乗り越え、成長を感じた瞬間

米多比
林さんは、どういう経緯で台湾に行くことになったの?
台湾出店に向けた社内公募があって、これはチャンスだと思いすぐに応募したことがきっかけ。入社4年目のときで、ずっと店舗運営をやってきたから自信があったんだけど、日本と台湾とでは大違い。まだ海外では店舗運営の仕組みが整っていなくて、「食材の配送が来ない」等のトラブルが常にあり、その場ごとにやり方を決めないといけない。そして、その場で決めたやり方が「その国におけるルール」になってしまうので、とにかくスピードとロジックは鍛えられたな。
海外では特に「なぜ」「なんのために」と根拠がしっかりしてないと、人は動いてくれないですよね。米多比さんもブラジルで新商品を立ち上げていましたよね。
米多比
「すき茶」だね。2015年のことだから、入社4年目のとき。
ブラジルのすき家で販売している抹茶ドリンクだよね。どうやって商品開発を進めていったの?
米多比
プロジェクトリーダーとして、1年かけて商品企画からオペレーションまで決めていったんだけど、最初はブランドロゴと「お茶を売る」しか決まってなかった(笑)。何をどこでいくらで売るのか全然決められなくて。周りの社員は全員上司だと思って、詳しい社員を捕まえてどんどん話を聞いていった。さっき林さんが話していた「ロジック」は私もよくわかる。店舗のコンセプトひとつ決めるにも、誰も正解を知らないから、「私はこういう理由でやりたいです」と根拠と共に言い切っていかなくてはいけない。オープンの時は私もブラジルに1カ月滞在して実際に店舗に立ったし、このプロジェクトは大きな転機だったな。
張さんは転機を挙げるとしたら何?
2016年に入った「ゼンショー大学」ですね。1年かけて社内の各部署を経験する研修プログラムで、調達や製造、人事などさまざまな部門で学ぶことができました。印象に残っているのは、「予測される結果に対して、対策を予測する」ことの大切さ。例えば工場の建設では、数年先の需要を見据えて、増築のスケジュールを考えたり、長いスパンで綿密な計画を立てていきます。仮説を立て、検証し、対策を検討する。これはどの業務においても必須の考え方ですね。
米多比
製造以外の現場はどうだった?
新業態の立ち上げにも携わりました。オープン直後の売上が予測より好調で、緊急的に追加人員が必要になったんです。結局、COOに直談判して周辺のグループ店舗から応援を呼んでもらいました。「予測と対策」がいかに大切かという教訓ですね。
MINA METABI

もっと経験を積んで、
海外でCOOとして
活躍したい。

米多比

海の向こうで味わった、仕事の醍醐味

米多比
いま広州にはすき家は何店舗あるの?
19店舗です。今のミッションは中国の華南地域ですき家を拡大すること。仕事は毎日刺激があって面白いですよ。現地にはさまざまな思いを持ったクルーがいますが、適正な人員数を考えたりポジションを変えたりして、目的や熱意を共有した「強いチーム」を作る醍醐味を感じています。
僕は、台湾に牛丼という日本の食文化を伝えることにとてもやりがいを感じている。最初の一口で、どうやっておいしいと思ってもらうか。一発で感動してもらうには何が必要か。そんなこと毎日考えている。日本のすき家にも負けない期待以上のサービスやおいしさを提供して、すき家を「物珍しい日本食の店」から「生活の一部」にしてもらいたい。台湾に来たときは1店舗だったすき家も、いま25店舗まで展開できた。一緒にがんばってきた部下の成長にも手応えを感じる。
米多比
部下の成長が嬉しいのはわかるな。自分の教育が浸透してくれると嬉しいよね。私はアジアで玄米茶やほうじ茶の展開も始めていて、お茶のルーツを改めて勉強しているところ。去年は調査も含め7カ国で160日間海外に滞在していた。入社動機でもあった「日本文化を世界に広める」ことが少しずつ実現できていて、やりがいを持って仕事ができていると思う。
YU ZHANG

自らの手で、
新業態を立ち上げたい。

ゼロから自分の力で勝負したい

米多比
それにしても、20代からこんなに責任が大きい仕事を任せてもらえるのは、本当に恵まれていると思うよね。
確かに。名刺交換の時もよく「若いですね」って言われるね。ここまで若手に投資をして、やる気のある人にチャンスをくれる会社って他にないんじゃないかな。すごくいい環境で仕事ができていると思う。
海外出身の自分にとっては、学ぶ機会が多くあるのも幸運でした。若手のうちからハイスピードで物事を進めている実感がありますね。僕は2年以内に広州でCOOになることを目指しています。
それは早いな!僕は新しい業態を立ち上げたい。すき家で学んだことを活かして、ゼロから自分の力で勝負してみたい。そのためには経営の知識と経験を積んで、まずは台湾でCOOにならないと。
米多比
私は新しい国でチャレンジしたいな。現場を肌で感じていたい。5年以内に海外に駐在して、10年以内に海外グループ会社COOが目標。
自分がやってきたことが他の国で通用するのか、若いうちに色んな場所に行って確かめたいですね。
夢が広がるな。次に僕たちが揃うときは、皆どこで何をしてるんだろう?

※内容は取材時点のものです。

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