
牛丼のトッピングや付け合わせサラダによる
食後血糖コントロールへの寄与
研究の目的
わたしたちは、日本人の主食であるごはんと同時に摂取することで、血糖値の上昇が緩やかになるような食品の種類や食べる順番について提案するため、牛丼やサラダが食後血糖値に与える影響について調べてきました。リンク
牛丼と同時に食べ合わせる食材の組み合わせをさらに詳しく検討するために、牛丼のトッピングや付け合わせのサラダが食後血糖値にどのような影響を与えるのか調べてみました。
牛丼と同時に食べ合わせる食材の組み合わせをさらに詳しく検討するために、牛丼のトッピングや付け合わせのサラダが食後血糖値にどのような影響を与えるのか調べてみました。
実験方法
20歳~35歳の男女59名に、①牛丼②牛丼+チーズトッピング③牛丼+サラダを食べてもらいました。※牛丼ミニサイズで行っています
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①牛丼
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②チーズ牛丼
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③牛丼+サラダ
食事の前後で血糖値を測定しました
(計7回)
(計7回)

実験結果
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血糖値の経時変化
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摂食30分後の食後血糖値
※**p<0.01, *p<0.05:統計学的に有意な差があることを示しています。
牛丼だけで食べるより、牛丼にチーズをトッピングしたり
サラダと一緒に食べたりすることで、
食後血糖値の上昇を抑制できることがわかりました
サラダと一緒に食べたりすることで、
食後血糖値の上昇を抑制できることがわかりました
※この研究の結果は、日本食品科学工学会
第66回大会で発表しました。
第66回大会で発表しました。
京都大学大学院農学研究科准教授
林由佳子先生のコメント
また、サラダを一緒に食べると血糖値上昇が緩やかになりピーク値も低くなっていました。このように、血糖値を気にするあまり食事量を減らし、そのことでストレスを感じるよりも、チーズやサラダを一緒に食べることで満腹感も得られ、血糖値の急激な上昇を防げるなんて、素晴らしいですね。