大学生に向け食の安全講義を実施

2020年3月、ゼンショーホールディングス食品安全保証本部の担当者が、大阪府立大学の学生(獣医学コース・植物バイオサイエンスコース)向けに、食の安全講義を実施しました。

大阪府立大学では教育カリキュラムの一環として、ゼンショー社員とともにオーストラリアの食肉工場の訪問・見学をおこなっています。

今回は食の安全やその歴史についてより理解を深めてもらうことを目的に、食の安全に関する講義を実施しました。

講義内では、農産品と畜産物の調達時の食品安全のポイントや、生産段階からの管理の必要性、国内外の残留農薬の基準やその根拠などを、歴史的背景も踏まえながら説明しました。

安全な食の提供は、安全な食材の調達から始まります。
例えば、ゼンショーグループのお店で使用しているお米や野菜は、何の肥料・農薬が
“いつ”“どのように”使われるかの栽培履歴をあらかじめ調査しています。さらに、ゼンショー社員が直接現地へ赴き、栽培状況や栽培履歴を確認します。

この栽培履歴や周辺情報をもとに食材を中央分析センターで検査し、検出される農薬の量や種類に問題がないか確認を行います。
2006年にゼンショーが設立した中央分析センターでは、最高水準の分析機器を使い、農畜水産物の残留農薬検査、動物用医薬品検査、重金属などの有害物質検査、遺伝子組み換え食品検査、放射線検査など多岐に渡る検査を実施しています。

安全が確認された食材は衛生管理が徹底された工場で加工され、日本各地の物流センターから温度管理がされたトラックで、すき家やココス、はま寿司などの店舗に届けられます。
店舗では身だしなみや手洗い、調理温度などを徹底し、お客様に安全でおいしい食事と楽しい時間を提供しています。

学生からは「原料の調達から商品の提供までの安全管理を一貫して保証する努力をしていることに感銘を受けた」「今までの食の安全に関する学習では農薬の起源などの説明を受けたことがなく、勉強になった」「植物と動物について楽しく勉強できた」などの声が寄せられました。

講義後、講師を務めたゼンショー社員は「今回は大学生向けの講義でしたが、お客様や関係者のみなさまに直接的あるいはホームページなどを通じて間接的に、ゼンショーの食品安全に対する考え方や行動についてよりお伝えしていくべきだと思っています」と述べました。

今後もゼンショーグループは「食の安全」を経営の最優先課題とし、安全・安心でおいしい食をお客様に提供し続けます。

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