オーストラリアで大学生の学習支援ツアーを4年ぶりに実施

2023年9月、大阪公立大学(旧 大阪府立大学)で獣医学・植物学を学ぶ学生5名と教職員2名がオーストラリアにて、原材料の安全管理に携わるゼンショー社員のサポートのもと、食肉加工工場等の訪問・見学を行いました。

海外からの食料の流通について学ぶカリキュラムの一環として実施されているこのツアーは、ゼンショーが協力を始めて今回で5回目。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、約4年ぶりの開催となりました。

まずは現地訪問前に、ゼンショー社員より事前講義を実施。訪問時に学ぶポイントとなる食肉の輸入や衛生管理について、理解を深めました。

オーストラリアに到着してからは、ゼンショーに牛肉を供給する会社の食肉加工工場を訪問。牛肉のと畜・解体、食肉への加工などで、国際水準の衛生管理が行われている様子を見学しました。

参加した学生からは、以下のような感想が寄せられました。
「ゼンショーの取引先である食肉加工会社がどのような会社か、と畜場の工程がどういったものかは、事前講義などによりおおまかには知っていましたが、実際に見ると多く感じるものがありました。今回は牛が搬入されてから加工され、食肉として袋に詰められるところまでを見学しました。加工は素早く、一頭一頭手を加えるごとに道具を洗浄していて、想像以上に衛生的で驚きました。また、宗教的、倫理的な配慮も実施されていたのが印象的でした。ここで勉強したものはこれから様々な分野で参考にしていきたいです。」

また、今回のツアーに参加した獣医学研究科の教授からは、以下のコメントをいただきました。
「今回、本学の課外演習科目『国際食料流通演習』の一環でオーストラリアへの訪問を行いました。この科目は非常に重要な科目の一つで、海外からの食料が、どのような衛生管理の過程を経て国内へ輸入されるかについて、体験ベースで学生に理解してもらう内容となっています。
現地では、食肉加工工場の見学について、ゼンショーのご協力をいただきました。国内へ輸入される牛肉が海外の工場で、それも日本に比べて大規模で、また先端的な衛生管理手法で、と畜・解体される現場を見る機会は、学生だけでなく、教員である私から見ても他に例のないもので、学生たちの反応を見ていても、食肉の生産と国際流通について理解が深まっている様子をひしひしと感じました。
このように、オーストラリアからの牛肉の輸入を題材とし、現場ベースで「食の安全の教育」ができるのも、ゼンショーならびに食肉加工工場運営会社のご協力のお陰です。今回のご協力に心より感謝申し上げます。」

ゼンショーは今後も、食の安全について理解を促進する活動に取り組んでまいります。

※ゼンショーの牛肉の安全に関する取り組みは、こちらでも紹介しています。

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