ゼンショーフェアトレードの取り組みを現地よりお届けします!

Fairtrade Report

ペルーで有機JAS認定を受けた生産者を訪問!

2017年10月、ゼンショーホールディングスのフェアトレード部員2名がペルーへ出張しました。ペルーでは、2010年にコーヒーとカカオのフェアトレードを開始。このコーヒーとカカオは有機JAS認定を取得しています。

ペルー中部では現在2つのコーヒー生産者団体と取り組みを行なっていますが、今年から新たに1団体と取り組みを開始する予定です。新たに取り組む団体の産地は、首都リマから飛行機でクスコへ行き、そこから車でさらに6時間もかかる標高4,500mの峠を越えた奥地にあります。

今回の出張では、取り組みを開始するにあたり、この団体のコーヒー畑と一次加工場の確認を行いました。

一次加工とは、手摘みでの収穫後、コーヒーチェリーと呼ばれる実を洗浄し果肉を除去し、その後、水に漬けてぬめりをとり、天日で1~2週間かけてしっかり乾燥させる工程のことです。

新たに取り組む生産者の方々にフェアトレードコーヒーが実際に提供されているお客様のイメージを持ってもらうため、ペルー産フェアトレードコーヒーを提供しているココスの写真を見ていただきました。
店舗の様子やお客様に喜ばれている様子を伝えると、「有機JAS認定を取得するモチベーションが上がった!」と、新規取引の基本合意に至りました。

今回は、既存のコーヒーの取り組み産地も2か所訪問しました。1か所目の産地では、2016年から社会開発資金を使用して、燃焼効率が悪くばい煙による健康被害のリスクも高い従来のかまどを、煙突付きの改良かまどに変えるプロジェクトを進めています。今回は、その落成式に出席しました。改良の結果、調理時間が短縮され、女性たちは薪集めの負担が減り、さらには森林資源の節約にもつながっています。
落成式では、女性生産者から「ばい煙による健康被害が減った!」と熱い感謝の言葉をいただきました。

もう一方の産地では、社会開発資金を使用して昨年から家庭菜園プロジェクトを開始しています。これは、生産者に野菜の種を配布し、各家庭で野菜を栽培してもらうというものです。
しっかり収穫できるよう、栽培指導者も派遣しています。コーヒーは年1作の作物で、近年の気候変動などの影響によって収穫量が予想できず、収入が一定ではありません。家庭菜園は主に生産者の栄養改善が目的ですが、豊作時に余剰分は売ってお金にすることができるので、副収入源としても期待されています。このプロジェクトは協議の結果、3年間継続する計画です。

また、カカオパウダーの製造工場も訪問しました。この工場は有機JAS認定の他にもFSSC22000という食品安全の管理システムに関する国際規格などを保持しています。ここでは、製造工程の確認とカカオ豆産地での今後の社会開発支援について協議しました。

これからもフェアトレードの取引を通して生産者の暮らしを継続的にサポートできるよう取り組んでいきます。
※社会開発資金…原料買取価格の中で、現地の人々が必要とする様々な生活改善などにあてられる金額のこと。

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