ゼンショーフェアトレードの取り組みを現地よりお届けします!

Fairtrade Report

コーヒー生産者団体の女性生産者支援

女性活躍の輪を広げるために。

ゼンショーは、2010年からペルー中部、2012年からペルー北部の産地で有機コーヒーのフェアトレードを続けています。

多くの女性生産者が活動する北部の生産者組合では、男性生産者との取り組みと並行して、女性組合員が生産したコーヒー豆を購入し、その価格に含まれる社会開発資金を女性生産者の生活環境の改善に特化した支援に活用しています。

※社会開発資金…原料買取価格の中で現地の人々が必要とする様々な生活改善活動に充てられる金額のこと。

今回のレポートでは、ゼンショーの取り組みで何が変わったのかを、女性生産者ドミンガさんとマリア・エウヘニアさんの声を交えて紹介します。

① 『改良かまどの設置』

この地域の一般家庭で使用されている旧式のかまどは、部屋のなかに煙が充満するため、台所に立つことが多い女性が体調を崩しやすい原因になっていました。ゼンショーは生産者との協議に基づき、『煙突付きの改良かまど』を30世帯に設置しました。

■生産者 ドミンガさん

「以前のかまどは熱効率の良いものではありませんでした。粗末なかまどでしたし、煙が室内に滞留して、体調に影響がありました。とりわけ肺に。でも、投入口以外が閉じられている改良かまどが設置されてからは煙が上から外へ出ていくので、以前のように台所に充満しなくなって、健康面の心配はなくなりました」

この他にも “熱効率が良くなり薪の使用量が減った”ことで、“山で薪を集めていた労働負担が減った”など、生活環境の改善や森林資源の節約にも役立っていると話しています。

②『家庭菜園プロジェクト』

このプロジェクトでは、野菜の種の配布や農業技師の巡回などがおこなわれています。プロジェクトが始まる前より栽培できる野菜の種類と量が増えているそうです。

■生産者 マリア・エウヘニアさん

「以前はパクチーしか作れなかったのに、ホウレンソウもレタスも、そしてネギなども作れるようになりました。また、たくさん 採れた時には、町の市場で売ることもできるようになって、家計の助けにもなっています」

安定した野菜の収穫は、食事の栄養バランス、そして家族の生活を支える副収入源にもなっているそうです。

③その他のプロジェクト

他にもゼンショーはこの地域で『婦人検診などの医療支援』や『クイ繁殖プログラム』などもおこなってきました。

『クイ繁殖プログラム』では、各家庭でクイと呼ばれる食用の天竺鼠の繁殖を推進することで、伝統的な食文化の継承に貢献するとともに、一年を通し安定したタンパク源と副収入源の確保にも役立っています。

そして、現在進行中のプロジェクトでは、山あいの集落で活動しているため組合事業所にある乾燥場の利用が難しい女性生産者に向けて、小規模コーヒー豆乾燥場の導入支援を通じて女性生産者への活動支援を続けています。

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