ゼンショーフェアトレードの取り組みを現地よりお届けします!

Fairtrade Report

東ティモールでコーヒー生産者向けのカッピングセミナーを開催


正しい知識で、コーヒー生産者に誇りと自信を。

東南アジアで最も新しい独立国である東ティモールでは、ゼンショーフェアトレードの最初の産地として2007年から取引を開始。アラビカ種とロブスタ種のそれぞれを生産する2つの地域でゼンショーはNPO法人とともに活動し、コーヒー栽培の指導などをおこなっています。

また、フェアトレードを通じて発生する社会開発資金(※1)は、水道施設やコーヒー保管庫の建設など生産者の生活の向上のために活用されています。

今回の訪問では、生産者の品質意識向上を目的に、コーヒー鑑定士(※2)の資格を持つ当社社員がNPO法人の現地事務所に集まった生産者に向けてカッピング(※3)セミナーを開催しました。

気候・環境に恵まれ、品質の高いコーヒーを生産する東ティモール。近年では様々な国からバイヤーが訪れて買い付けをおこなっています。しかし、その中にはコーヒーについて十分な知識を持たないバイヤーや、東ティモールの生産環境にはそぐわない自国の流行を押し付けてくるバイヤーも少なからずいます。そんなバイヤー達の情報に翻弄された生産者からは、「何が自分たちのコーヒー生産にとって良いことなのかが分からない」といった声も聞こえるようになりました。

こうした背景を踏まえ、このセミナーではコーヒー生産者に向けてカッピングの基礎知識を説明した後、どのような状態の生豆が、東ティモールらしくておいしいコーヒーなのかを自分たち自身で正しく判断できるよう、生産者らが様々なサンプルコーヒーでカッピングを実践。新しい知識と技術の習得のため講師を担当した当社社員の説明に、参加した生産者らは熱心に耳を傾けていました。

セミナーを通して、コーヒー豆の品質確認作業の基礎知識が身に付いただけではなく、自分たちで品質を守るという意識を強めたようです。

こうした取り組みを通じてゼンショーでは、バイヤーの発言に振り回されることなく生産者が自ら判断して高品質のコーヒーを生産・管理できる仕組みを作ることに貢献していきます。

今後も生産技術の向上と生産量の安定化を図るための取組みを継続的に行っていきます。

※1社会開発資金・・・原料買取価格の中で現地の人々が必要とする様々な生活改善活動に充てられる金額のこと。
※2コーヒー鑑定士・・・ブラジル・サントス商工会議所が認定する、コーヒー豆の品質の評価や格付けをおこなうための資格。
※3カッピング・・・数種類のコーヒー豆の品質を同じ条件で客観的かつ総合的に判断し、コーヒーの香りや味を評価する作業。
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