ゼンショーフェアトレードの取り組みを現地よりお届けします!

Fair Trade Report

将来茶産業を担う子どもたちに向けた取り組みを実施【ネパール】

ゼンショーが紅茶のフェアトレードに取り組んでいるネパールでは、社会開発資金を原資にした奨学金制度「ゼンショー・スカラーシップ・プロジェクト」が実施されています。2023年5月、4年ぶりに現地を訪れることができた私たちは、紅茶生産者の子どもたちが通う学校で開催された文具の贈呈式に参加。そして、対象者65名一人ひとりに通学用リュックや文房具などを手渡しました。

※社会開発資金…原料買取価格の中で現地の人々が必要とする様々な生活改善活動に充てられる金額のこと。

文具を受け取るまでは緊張した面持ちだった子どもたちでしたが、保護者のもとに駆け寄った後は、笑顔になってリュックに文房具を入れたり飛び跳ねたりしながらその背負い心地を確認していました。

そして、贈呈式が終わった後に山中の通学路を帰りながら、振り向いて笑顔で手を振ってくれた子どもたち。その姿に、これからもフェアトレードを通じて農村での暮らしの中に新しい希望を届けていきたいという想いを改めて感じました。

また、パートナーの有機農園経営者とのミーティングでは、茶産業の未来について協議。その中で、気候変動に対応可能な品種を育成し持続可能な茶栽培を実現することと、ネパール茶産業の後継者対策として、子どもたちが茶の栽培・製茶方法等に特化した農業を学べる「茶寺子屋プロジェクト」の実施を提案しました。この提案は経営者に快く受け入れられ、具体的な実施方法について協議を重ねていくことになりました。

ゼンショーは今後も現地の声を大切に、子どもたちの未来と地域社会の未来のための取り組みをパートナーの農園経営者と一緒に続けていきます。

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