うなぎ
大切なのは「産地」ではなく「安全性」。
検査だけに頼らない安全管理を行っています。
ゼンショーグループでは、毎年さまざまなお店でうなぎを使用した商品を提供しています。中国産うなぎに対する不安の声がありますが、ゼンショーグループで使用しているうなぎはすべて安全を確認したものです。
ゼンショーグループでは成育状況を確認するため、グループ食品安全基準本部の社員が現地を訪問し、安全性を確認しています。
山からの水を使用した養鰻場
養鰻場周辺の環境調査から始まり、水質や土壌、飼料の検査、加工場の安全・衛生管理まで実施。輸入後も動物用医薬品の残留検査や、微生物検査を行っています。うなぎが病気になりにくい環境にするため、養鰻場では山からの水や地下水などきれいな水(化学物質の汚染や病気の発生等がない状態)を使用しています。
ゼンショーグループのうなぎは、国の機関やお取引先、自社の分析センターを含め、計11回もの検査を行っています。産地にかかわらず、お客様に安心して召し上がっていただけるよう、ゼンショーグループでは一連の検査と厳格な衛生管理を柱に、養鰻場から蒲焼加工、輸入通関後まで、一貫して安全管理体制を確立しています。安心してお召し上がりください。
出荷前のうなぎ
ゼンショーグループで使用しているうなぎは健康的に養殖されており、動物用医薬品の種類や使用回数が少なくてすみます。また、薬品を使用する際は、決められた方法で使用しすべて記録しています。加工工場への出荷前には、24時間以上水道水の中で泳がせて、表面の泥や臭みを取り除いています。
加工工場衛生
加工工場では、日本の食品工場と同様の衛生管理をしています。入室時の手洗いはもちろん、ほこりや髪の毛が混入しないよう、入口にはエアシャワーも完備。ここを通過しなければ工場内には入れません。使用する器具類もこまめに消毒し、清潔な環境で加工しています。
焼工程でのチェック
うなぎの蒲焼工程は、街のうなぎ屋さんと同じく、生きた状態のうなぎを手作業でさばくところから開始。タレを付けて焼くという工程を3回繰り返し、味をしみこませます。焼きの工程ではうなぎの状態をチェックする担当者がつき、焦げたうなぎや形が崩れてしまったうなぎをラインから外しています。
金属探知機で異物混入をチェック
焼きの工程が終わると日本へ輸出するため、急速冷凍でうまみを閉じ込めます。
金属探知機を通して異物の混入がないかを確認しています。
うなぎの資源について
ゼンショーグループでは、うなぎを食べることは日本の大切な食文化と考えています。
この文化を将来に引き継ぐために、「うなぎ財団※」を設立しました。
この財団では、シラス採取を必要としないうなぎの完全養殖技術についての研究などをおこなっています。
ゼンショーグループは、うな丼の売上の一部をこの財団に寄付し、今後も専門家や関係団体と協力しながら、うなぎ資源の保全に取り組んでいきます。
※「うなぎ財団(正式名称: 一般財団法人 鰻の食文化と鰻資源を守る会)」公式ホームページ