すき家が能登半島地震被災地で温かい牛丼を提供
2024年1月、すき家のキッチンカーが令和6年能登半島地震の被災地に出動し、食事の提供を開始しました。
地震発生直後、すき家は被災された方々にいち早く温かい食事を届けるため、周辺店舗の早期営業再開に向けた復旧を開始。避難者も多く発生していたことから、現地で炊き出しを行うべく、並行してキッチンカーの出動準備を行いました。そして、1月11日より順次、石川県七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で炊き出しを実施しました。
炊き出し開始当初、珠洲市は能登半島の先端に位置することから、被災地域の中でも特にアクセスが難しい自治体でした。断水などの影響もあり、被災者の方々に食が十分に届いていないことが明らかだったため、すき家は何とかして温かい食事を届けることができないか、手段を模索していました。
そのような状況の中すき家は、以前より災害支援においてコネクションがあり、発生当初から珠洲市で活動していた、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンと連携。食事を必要としている避難所や道路状況など、現地の最新情報の共有や、自治体との調整をいただいたことで、珠洲市における食事提供が実現しました。
キッチンカーは、周辺のすき家店舗で食材を積み込み、珠洲市との1回の往復につき昼食、夕食、翌日の昼食と、3食分の食事を提供できる体制で出動。
炊き出し開始当初は、使用可能な道路を約6時間かけて進み、避難所へ。
できたての牛丼を提供するため、到着後その場で調理を行います。
提供時間が近づくと、キッチンカーの前には列が。
すき家のメンバーが一人ひとりに声がけを行いながら、食事をお渡ししました。
運営を行うすき家のメンバーは、支援団体の方と同様に自己完結した活動を行えるよう、携帯トイレや飲料水などを持ち込み、夜は現地泊。市役所や避難所となっている施設を周回し、可能な限り多くの方に温かい食事を届けました。
実際に食事を受け取った方からは、 「温かくておいしい」「お肉がたくさん入っていて幸せ」などのお言葉をいただきました。
すき家は今後も、平時においても有事においても、地域の方々の「食のインフラ」として機能し、温かい食事を届けてまいります。
※ゼンショーグループは能登半島地震被災地において、2024年4月末までに累計35,558食の食事の提供を行いました。
詳細はこちらよりご確認いただけます。