野菜収穫体験バスツアーを開催!


梅雨入り目前の土曜日、“放課後NPOアフタースクール”様のご協力のもと、児童養護施設で暮らす子どもたちを対象に野菜収穫体験バスツアーを開催しました。

この活動は、農業に触れることで食への興味・関心を持ってもらう一方、ふだん施設で生活する中で働く大人と触れ合う機会が少ない子どもたちに、ゼンショーグループ従業員のボランティアとの交流を通じて将来について考えてもらおうというもの。前回開催した「すき家キッチンカーランチ交流会」に続くイベントです。

ゼンショーグループの農場「ゼンショーファーム北関東」において、野菜の収穫と調理をメインに、農業について学べるクイズラリーなども実施しました。

今回参加したのは、児童養護施設「星美ホーム」(東京都北区)に入所している子ども17人と、ゼンショーグループ従業員ボランティアなど15人。 農場へ向かうバスの車内では、子どもたちと従業員ボランティアがお互いに自己紹介をしたあと、これから収穫する玉ねぎとキャベツに関するクイズ大会を実施。クイズは簡単なものから難しいものまで盛り込まれ、車内は大盛り上がりのうちに農場へ到着しました。

収穫を教えてくれるゼンショーファーム北関東のメンバーと合流し、軍手と長靴を装着してさっそく畑へ。
班ごとに収穫方法を丁寧に教えてもらい、ときには大人に手伝ってもらいながら収穫を進めていきます。最初はおっかなびっくりだった子どもたちも、コツをつかむとだんだん上手に収穫できるようになっていきます。
「とれたー!」
一つ収穫するたびに元気な声が。野菜を空に掲げて収穫の喜びを体で表現してくれます。

今回収穫したのは玉ねぎとキャベツ。大きいものもあれば小さいものも。同じ畑で育てても、うまく育つ野菜があれば、そうでない野菜もあります。種から大事に育ててきた野菜も、環境や天候などによって簡単に生育が左右されてしまう。そんなことを子どもたちは目の当たりにしました。

その後、収穫した野菜を使って”牛丼”と”みそ汁”の調理にも挑戦。

自分たちで収穫した野菜を使った牛丼。
きっと特別な美味しさを感じてくれたことでしょう。

食事のあとは、クイズラリーとトラクター見学会。
クイズラリーの8つのチェックポイントでは、農業に関するクイズが出題されました。
子どもたちは、それぞれ何に使われる道具なのかを実際に見て、触れ、体験しながらクイズに挑戦。
大迫力のトラクター。そして、水や農薬を散布する機械が実際に動いている姿も。初めて尽くしの光景にみんな興奮した様子。

帰りのバスでは、従業員ボランティアと今日の活動について振り返ります。
「農業は大変そうだけど、やってみたい」「ファームの人たちと働きたい」など、将来について前向きな感想を聞くことができました。

野菜はスーパーに行けば簡単に手に入るものだと思いがちですが、野菜作りの難しさや奥深さを知り、実際に体験してみることで、普段口にしている食材のありがたみも増したかもしれません。

ゼンショーでは、今後も社会的養護のもとに暮らす子どもたちに対し、様々な体験の機会を提供することを通じて、自尊心や自己肯定感を育む活動を進めていきます。

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