インバウンドへの取り組み


近年、海外からの訪日旅行客(インバウンド)が爆発的に増えています。
2009年に約679万人だった訪日客は2013年に1,000万人を超え、2018年には3,100万人以上にまで伸びています。
これを大きなチャンスと捉え、様々な業界でインバウンド需要を取り込むための取り組みが活発に行われています。

▼年別訪日外国人数の推移 日本政府観光局「日本の観光統計データ」をもとに作成


また、観光庁が実施した「訪日外国人消費動向調査(2018年7-9月期)」によれば、外国人が「訪日前に期待していたこと」として最も多かった回答は「日本食を食べること」(71.5%)。寿司やてんぷらなど、日本を代表する食事が世界中で食べられるようになった今だからこそ、日本に行くからには本場の味を楽しみたいという期待感が高まっているようです。

ゼンショーグループでも、お店に来られた外国人のお客様が快適にお食事いただくための環境整備を行っています。
今回は、ゼンショーグループのインバウンドへの取り組みをご紹介します。

1.メニューの多言語化

メニューの多言語化を進め、日本語がわからないお客様でも、豊富なメニューの中から食べたい商品を選択し、スムーズにご注文いただけるようサポートしています。

すき家
日本の国民食である「牛丼」を手軽な価格でお楽しみいただける「すき家」では、メニューブック裏面のQRコードを読み取ると、英語・中国語・韓国語で表記されたメニューが表示されます。

はま寿司
お寿司はもちろん、ラーメンやスイーツなど、サイドメニューにもこだわる100円寿司チェーンの「はま寿司」では、注文時に使用するタッチパネルが日本語・英語・中国語に対応しています。また、店頭での受付と座席へのご案内を担当する人型ロボット「Pepper」は、音声と画面表示の両方で日本語・英語・中国語に対応したトリリンガルです。

2.モバイル決済サービスの導入

外国人旅行客の中でも大きな割合を占める中国人のお客様の利便性向上のため、中国最大のモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ・Alipay)」、中国で最も普及しているスマートフォン用SNSアプリの決済サービス「微信支付(WeChatPay・ウィーチャットペイ)」を導入しています。今後も利用できる店舗を増やしていく予定です。

■対象店舗
すき家、はま寿司、華屋与兵衛、ビッグボーイ (※一部店舗を除く)

3.How to Dine動画

初めてのお店に行くときは、商品の注文の仕方や会計の仕方など、少し不安なものです。言葉の通じない国であればなおさら。
そこで、すき家、はま寿司、華屋与兵衛では、入店から注文、お会計までの一連の流れを説明した「How to Dine」動画を英語・中国語版のホームページでアップしています。

4.Free Wi-Fi

ハンバーグなどを中心に、メインからデザートまで季節ごとに旬の食材を使用したメニューを楽しめるファミリーレストランの「ココス」では、首都圏の53店舗でFree Wi-Fiを提供しています。
GoogleやFacebookなどのアカウントで簡単に利用登録することができ、お食事の時間をより楽しく、快適にお過ごしいただけます。


2020年の東京オリンピックに向け訪日客の数はさらに増えると予想され、インバウンドへの取り組みはますます重要になっています。
ゼンショーグループのお店での一食一食が、日本に魅力を感じていただくための一助となるよう、今後も取り組んでまいります。

※2019年8月2日時点の取り組みです。
※取り組みの詳細およびその他の取り組みについては、各業態のお客様窓口までお問い合わせください。
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